よしもとばなな「アルゼンチンババア」

アルゼンチンババア (幻冬舎文庫)

アルゼンチンババア (幻冬舎文庫)

アルゼンチンババア

アルゼンチンババア

なんだか気持ちが弱っていてこの本を探した。風邪をひいたときや憂鬱から抜け出せないとき、私はいつもよしもとばななを選ぶ。
高熱のときのスポーツドリンク。「神様の水アムリタ」。

よしもとばななだけは本当に理由もなく好き。この本も中盤までなんか抽象的でわかんないなぁ、と思っていたけどそれは自分のほうが読解するコードを持ってないんだとしか思えない。冷静になりたくない、感情だけで読みたい。

・「アルゼンチンババア」って近所の変わり者のことだったのかー。語感のインパクトがすごすぎ。
・ひとに備わっている、きらきらとした、生きようとする力の話って感じた。これに限らずこの人の作品はそうだけど。