岡崎京子「ハッピィ・ハウス」

ハッピィ・ハウス (Giga comics)

ハッピィ・ハウス (Giga comics)

どんな風に読めばいいのかいまいちわかんなかった。あとがきで書かれている言葉の意味も。それは私が「あたたかい場所」に浸かりきっているせいなの?

奇妙な家無き子(家はあっても家は無し)、おかどちがいな孤児(親は居ても親は無し)として生きる事。それは今、誰もが余儀なくされている事かも知れません。

「home」なんて怪しいもんだけど「house」はあったに越したことないよね、ということなのかな?


主人公の女の子のモノローグがひたすら多くて、読んでると「ハッピィ」な物語のはずなのに(ネットの感想をみてもハッピィな気分になったって書き込みが多い)私は何故だか心に影がかかってきてしまった。志村貴子の「敷居の住人」の中盤あたりもそうだったよ。