川本真琴のアルマディラム

動画サイトで川本真琴の「微熱」のデモバージョン、「アルマディラム」を見つけた。
「微熱」は完成形になる前に、中国語とフランス語と英語と川本語のチャンポンだった――なんて知らなかった。
なぜ母国語以外でそんなふうに歌をつくることができるのか。
ものすごく賢いのだろうけど、頭ではなく皮膚感のチャンネルを使ってやっているのだということがよく分かる。
間違いなく天才だと思う。
昔の川本真琴を思い出すと、才能が溢れすぎていて、それに彼女自身さえ乗りこなせないような不安定な感じを、小さな全身から発していたような気がする。今となってはの印象だけれど。
そんな人にとって気軽にできることでないのかもしれないけれど、また新しい曲をつくってほしい。