「歩く歩道」問題

動く歩道」のことをしばしば「歩く歩道」と言ってしまうのは自分だけかと思っていたが、けっこう賛同者がいたようで、
もちろん「歩く歩道」ってなんだ、歩道は歩くに決まってんだろ!そんな間違え方するか!というまともな意見もあるだろうことは重々承知しているのだけど、
実際グーグルで「歩く歩道」を検索してみると2万件以上出てくるし、
そういうふうに呼ばれ間違えてしまうことはすごく多いのだという事実を前提に、なんで「歩く歩道」って言っちゃうのかな?という言語学的興味が最近頭を悩ませている(おおげさ)。


私たちの頭の深くには、「歩道」という言葉に「歩く」という言葉が強く関連づけられていて、
「歩道」が「動く」という意外性よりも、「歩く」ための「歩道」という言葉の近さみたいなものが優先されて、つい口をついて出てきちゃうのかな?なんて仮定してみたのだけれど。
どうしてなんでしょうねえ……