電子辞書で読書する
電子書籍なんて邪道だ、と思ってたほうだ。けども先日オークションで安く購入した電子辞書に、青空文庫のテキストをダウンロードして読める、というおまけ的機能がついていて、物は試し程度に使用してみた。短編小説を3作ほど読んでみて、案外いいじゃんと思った。
良い点
・本のようにページ送りが出来る
・読んだところまで自動で記憶しておいてくれるので、続きからぱっと開けるし、誤ったボタンを押して画面を消してしまってもすぐ戻れる
・本屋に行かなくてもすぐ読める
・青空文庫なのでタダで読め、立ち読み気分で軽く試せる
・わからない言葉があった時ジャンプ機能ですぐ意味を調べられる
・みんな電子辞書に入って場所をとらない。容量もあまり食わない
悪い点
・目が疲れる
・どのくらいまで読んだのかわからない。ページ数表示があればいいのに
・後で前のところにどう書いてあったっけ?と思ってもパラパラめくって探せない
最後に書いたのはかなり致命的だった。読みながら前のページを参照することは多いし、読了してからも、感想を書きたいときなどに気になる部分をもう一度見たいものだ。
長編小説をこれで読むのはつらい。読書がひたすら直線的というか、通過的なものになってしまうので(ネットで文章を読む時の要領)、「何でもいいからとにかく読了してしまいたい」「あらすじだけ大体わかればよい」という時に向いているんじゃないかと思う。
それでも結構よかったなあと思うのはやはり無料という利点含めての「気軽さ」かなぁ……。もしかしたら新しもの好きなだけかなぁ……。
不可能だけど古い文学作品じゃなくてライトノベルなどをこれで「試し読み」してみたいよ。